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三国恋戦記 ~オトメの兵法!~ 製作:Daisy2 発売日:2010年3月19日 価格:8,295円(税込み) ジャンル:乙女大河ドラマティックゲーム 全年齢対象 原画:スズケン シナリオ:トム、宙地 OS:Windows 2000/XP/Vista 音声:主人公(名前変更可)以外フルボイス プレイ時間:初回1ルート5h、他各2.5hで計約30h 満足度:★★★★☆ 修正パッチ:(2010.04.20) | ||||||
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[ ストーリー・プレイ環境 ]
女子高生の主人公は、三国志の本を読んでいるうちに突然白い光りに包まれる。 気が付くとそこは三国志にそっくりの世界だった! “孔明”と名乗る人物に言われるまま、玄徳軍に身を寄せた主人公は、なぜか「孔明の弟子」にされ、にわか軍師として働くことに! 慣れない世界にとまどい、戦場の厳しさに立ちすくむ彼女を、励まし、導くのは、きら星のごとき英傑たち。 やがて、ほのかな想いが生まれ、徐々に膨らんで……。 でも、戦場では頼もしい彼らも、恋にはちょっと不器用!? (Amazon紹介より) |
異世界トリップものです。トリップ先は三国志ですが私は三国志の知識は全くないので、歴史考証とかはスルーします。三国志関連で知ってるのはよくネタにされる孔明の罠くらいです。なので三国志ファンの方にとってこれがありなのかなしのなかはわかりません。が、三国志詳しくない私は十分楽しめました。
システム関係は概ね快適です。ホイールで読み進めもバックログ閲覧もできるし、既読の色もユーザー側で変えられるし、キャラごとにボイス設定できるしカーソルもデフォかオリジナルか選べたんでそこらへんはよかったんです。ただ既読スキップが選択肢後も続かないのは苛々しました。あとボイスの一括設定とメッセージウィンドウにセーブロードボタンがないこと。クイックはあるんですけど通常のボタンがなくていちいち右クリしてメニュ開かなきゃならなかったのが苦痛でした。
回想システムはあまりよろしくないです。CGは達成率とか出てわかりやすいんですが、シーン回想は殆ど使えません。元々イベントが少ない所為か収録数が少ないです。あとEDリストがないので、ベストEDの他にデッドエンドとか他のEDがあることに最初気づきませんでした。フルコンプスチルが出て漸くネタバレ感想見に行ったら知らないEDの話があって、そこで初めて知りました。おかげでベストED以外のED見る気をなくしてしまいました。せめてEDリストがあったら頑張れたんだけどなあ。
音楽鑑賞は一曲リピートしかできませんが良曲なので作業用BGMにいいです。今は「藍色」かけてます。残念なのは個別EDでキャラごとにアレンジされた曲が収録されてないことです。孟徳EDの曲が凄い好きなのにムービー回想でしか聴けないのは辛いです。曲数自体が他のゲームより少ない印象です。
[ サウンド ]
BGMなかなかよいです。SEも無難。OPED曲もよくて、乙女ゲーではじめていいなと思いました。EDは演出がよかったのもあって印象的です。
声優さんたちは有名どころを集めたということもあって悪くはなかったです。ただ竹ぽんと諏訪部は声質の所為で結構聞き取りにくかったです。キャスティングは全体的に合ってましたが最後まで孔明の杉田が低すぎるなあとは思いました。高い声で話してるときはいいんだけど低くなるとちょっとイメージじゃない。
[ グラフィック ]
あ、れ? と気にならないこともなかったですが、丁寧で綺麗です。主人公のグラのオンオフはできるんですが、スチルには結構な頻度で顔出てます。背景もほどよいクオリティです。構図もキススチル以外はよくて(つか頑ななまでにそのものずばりなキスシーンを避けたのはなぜなんだろう)、特に師匠のラストシーンと文若の月を見上げるスチルはお気に入りです。ただスチルはいいんですが立ち絵とちょっとギャップがありました。特に主人公が着飾ってるはずなのにかわいくなくて勿体無かった。あとアップになると画が荒くなるのがちょっとなあと思いました。この効果使うってわかってんなら耐えられるようにしてほしかった。
立ち絵の表情の差分が凄く多いらしくて(あとエンドロールのムービー)その分容量くったらしいです。その甲斐あって細かい表情が再現されててよかったです。でも正直こだわりはわかったけどなくてよかったです。それより軽さを求めます。6GBの空き+修正パッチ用に3GBの空きとかねえわ。お陰で色んなものを失いました。最小インストールとかなんか他にやりようはなかったのだろうか。
あと素朴な疑問なんですが、主人公がいつまでたっても制服姿なのはなんでなんだろう。はじめはいつ元の世界に戻ってもいいようにか主人公の内面を表してるのかと思ったんですが、ED後も着てるのでちょっと気になりました。あと捕虜のときとかなんで着替えさせないんだろうなとか。あんだけグラあるのに何故だ……。
[ 雑感 ]
久しぶりに面白い乙女ゲーでした。細部までこだわりが見えるつくりでした。起動時のタイトルコール後にリアルタイムに合わせておはようとか遅かったねとかこんな時間までなにしてるとか言ってくれるのが地味にきゅんときました。でもオトメの兵法ってタイトルが大変恥ずかしいです。あとボイスコレクションとかあるんですが、このシステムボイスとか好感度確認画面で聞ける台詞とかもコレクションできたらよかったです。
一番すばらしいと思ったのはエンドロールです。攻略キャラの裏話というかあの時実はこんなやり取りがありましたっていうのがムービーで流れるんですが、あの演出は本当驚いたし禿げ萌えた。あれいいよ本当きゅんきゅんした。キャラごとに曲の始めのアレンジが異なっていてそれがまたよくて最後まで楽しめました。
問題はそのエンドロールの主人公名がデフォだっつーことです。私は名前変更して楽しむ派なので若干萎えました。この演出入れるんならはじめから名前固定してキャラにも名前呼んで欲しかったです。あと主人公のボイスも入れて欲しかった。実際やってて主人公のボイス欲しいなあと思いました。
評価が高いことでわかってもらえると思いますが、このゲームの主人公は許容範囲内でした。若干鈍感というか天然というかお前何考えてんだとツッコミいれたくなる場面(水汲みに行ってきてと言われて水浴びするとか戦場で本広げるとか)があったりして基本頭弱いっつーか常識がないっつーか、身分差を理解してなかったり迂闊だったりしましたが、乙女ゲーなら仕方ないかでももう少しなんとかならなかったのかなというレベル。でもまあ概ねちゃんと自分で考えて動ける子で好感持てました。師匠ルートでは卑屈が過ぎてイラっとこないこともなかったですが。
値段に対してボリュームがちょっと足りない気もしますが、満足度的にはそこそこ釣り合いました。でも個別ルートに入ってからそれぞれ長さに差があって短いなあと思うキャラもいました。選択肢の数も違うし。あと全キャラ通して糖度は低め。大抵EDでやっと両思いになります。そしてED後のアフターストーリは大変短く、あのその、らぶらぶな二人が見たいんですがと何度も思いました。おかげでファンディスクが欲しくて欲しくてたまらない。
攻略順はいつもの通り本能のまま気の赴くまま相手を定めずプレイしたら、仲謀ベストEDが見れました。その後攻略見ながら翼徳→子龍→公謹→文若→その他→雲長→隠し→玄徳→孟徳→孔明の順で攻略したんで、その順番でキャラ別感想をば。
これからやる方は一番好きなキャラを一番最初に攻略して(新鮮な気持ちで最後までできるから)(でも共通ルート飛ばさない人は最後に持ってきても十分楽しめる気はします)、孔明と雲長は(ネタバレ防止的な意味で)後の方にすることをおすすめします。ルート制限は隠しと孔明にあって、隠しは公瑾攻略後、孔明はノーマル攻略後、攻略可能になるらしいです。
構成はどれも基本的に序章、玄徳軍に拾われる、二戦交える、孟徳軍へ、仲謀軍へ、過去へ、個別ルートへな感じ。
ただ孟徳軍の攻略の場合はそのまま個別ルートに入ります。
[ 仲謀 CV:森久保 祥太郎 ]
とりあえず初回ルートなのでwktkしまくりました。軍議とか物凄い頭使って考えて面白かったです。でも二週目以降は飛ばせなくてただ面倒でした。違う選択肢を選んでも戦術が変わったりしないので、その部分がもっといじれたらなと思いました。
まあそれは置いといて、仲謀はですねえ、生意気な弟な感じでした。森久保はこういうキャラか腹に一物抱えた奴かだよね。仲謀ルートが多分一番年相応な恋愛っぽいです。悩んで迷ってでも好きでっていう、乙女ゲーらしいルート。ED後はなんだこの初々しすぎるカップルwwwwとにやにやしました。
[ 翼徳 CV:保志 総一朗 ]
あ、悟空、と思ったのは私だけではないはず。感想は特にないです。このタイプに食指は動かないので印象が薄い。酔ったりかっとなったりするとわけわかんなくなっちゃうって普通に恐いです。無理です。主人公すげえよ。
[ 子龍 CV:石田 彰 ]
石田の演技が上手かったことしか覚えてない。EDの入り方が一人だけ特別仕様だったのでもしかしてこれは子龍死亡エンドかと思ったけどピンピンしてて拍子抜けしました。ED後は微笑ましいカップルとなって周りからいじられそうです。
[ 公瑾 CV:諏訪部 順一 ]
私は諏訪部の演技が好きではないんで全く期待してなかったんですが、いい意味で裏切られました。結構かなり大分よかった。でも諏訪部は相変わらず平淡な演技で聞き取り難いし何やっても同じに聞こえるんで勿体なかった。声自体は合ってるのになあ。
公瑾は過去から戻ってきたときの一連のスチルがたまらなくよかった。あれで公瑾に落ちました。片目開眼、切ない表情、抱きしめかける腕、ハッとして思いとどまり、険しくなる瞳というあれもうなにたまらないたまらなすぎる! あと主人公が玄徳褒めたときの動揺っぷりに大変萌えた。このへんでやっと公瑾のビジュアルが実は好みだということに気づいて、死に場所求めている理由がやっとわかってなんかもう放って置けなくなりました。隠れヘタレに弱い。
他ルートで割りとよく死ぬんで主人公とくっついてぜひ幸せになってほしいです。
[ 文若 CV:竹本 英史 ]
竹ぽんの声が好きすぎてどうしよう。でも若干聞き取りづらいのが難点です。竹ぽんは本当に黒髪キャラの声だなあとうっとりしつつ攻略してたら文若があまりに幸薄くて幸せにしてあげたくなりました。公瑾同様他ルートで死ぬんで、放っておけません。恋に落ちるというより、横で支えてあげなきゃこの人を死なせちゃいけないという気持ちにさせられました。しかし月のシーンはよかった。荒ぶる鷹のポーズに見えたけどよかった。
ただ気になったのは赤い人のところに留まるために子龍が助けに来たのを断らなきゃならないのがちょっとなあと思いました。命がけで助けに来たのに戻れませんってのは、どうなんだ。主人公からすれば別に玄徳のところはいたくていた訳じゃないし帰れるならどこでもいいのかもしれないけど、自分の不注意で囚われたのだし、策士として既に深くかかわってるんだからもう少し悩めよとは思いました。玄徳側からすれば孔明を引き入れるためにもその弟子を放っておくわけにはいかないだろうし(まあ師匠は帰りたいってことはわかってるから気にしないだろうけど)、ところどころ主人公の浅はかさが気になりました。捕虜の立場で敵陣出歩くとか。まあ所詮乙女ゲーだからといえばそれまでです。
[ その他 ]
ノーマルエンドと羽扇エンドをやったんですが、本当これ失敗した! って思いました。過去で助けた少年が、あれ、もしかして、と思ったら「やっとボクが知る顔になった」って言われて確信しちゃったんですよ。おかげで孔明ルートでの感動が半減でした。気づかないまま孔明ルートやりたかったです。って書いたんですがどうやらルート制限あるらしくてノーマルの後じゃないと孔明攻略できないらしいです。
このEDはちょっと納得できませんでした。主人公と本が抑止力になって三勢力が均衡を保つっていってたのが、いやそんな訳ないだろうと。本の力って必ず成功する戦術を与えることで、主人公はそれが唯一使える人間であるってのが強みだと思いますが、あの時点でそれが相手に理解されてるかわからんし、されてたとしても殺せばいいだけの話だから、牽制になるっていってたのには正直ポカーンでした。
あとこのエンドの何が嫌って公瑾と文若が死んでるのが嫌です。戦中でありながら全く殺伐としていないんだからご都合エンドがあったっていいと思うんだ。羽扇エンド全員生き残りでその後の話が読みたいです。
でもまあノーマルエンドが一番しっくり来たのは確かです。まあ元の世界戻るわな。記憶失うのは勿体無いし寂しいけど。せっかく交渉術を身に付けたんだから元の世界で役立てたい。
[ 雲長 CV:櫻井 孝宏 ]
プレイ時間のメモに「くっそマジやばい謀ったなこの野郎眼鏡の破壊力すさまじすぐるwwww」って書いてありました。眼鏡に弱いんです。初めの図書室でのやりとりで、大体のことは想像ついたんですが、あれ初回プレイで選んでたらえらいネタバレというか、他ルートでの雲長の見方変わっちゃうんじゃないかと思いました。シナリオ自体は主人公より前に本によって現代から飛ばされてそのまま役割を与えられて戻れなくなっちゃった雲長を役から開放して一緒に現代に帰るって話なんですが、櫻井の演技が上手くて雲長の苦悩が凄い伝わって大変悶えました。長髪も櫻井も好みじゃないっていうのに……! 雲長ルートは知ってしまったらもう助けなきゃの一心です。救いたい開放してあげたいお願いだから諦めないで一緒に帰ろうと、主人公がすごく積極的でめげませんでした。その積極性を玄徳とか師匠ルートでも発揮していればややこしいことにはならなかったんじゃないだろうかとか今ちょっと思いました。
雲長ルートで気になったのは、主人公が雲長に深く関わってから記憶を取り戻し始めたといってたから、放っておいたら役割とか何回目とか意識させることもなかったのかということです。それなら仕方ないけど、もし主人公が関わる前から記憶がずっとあったとしたら、主人公は雲長とくっついてほしい。救われて欲しい。
あともう一つ思ったのが、主人公が他ルートでこの世界にいることを決めた場合どうなるのかってことです。雲長の場合は居場所を見つけるっていう目的が果たせなかったからぐるぐる生き続けることになった訳ですが、主人公の場合、ベストEDだったら目的を果たした上で残ることを決めたんだから役割とかはなくて、その後の人生一回きりですよね多分。でも孟徳ルートの囲われるエンドとかデッドエンドの場合を考えると、目的果たしてないから雲長と同じ運命辿る気がするんですよね。でそうなると役割は必要で、必然主人公って孔明ポジになります、よね。そっから同じ境遇の雲長とのルートが開けてもいいなとか思いました。それもそれで面白そうだなとか。って思ってたんですけど、私がスルーしていたEDがまさにそれでした。くそう初めから某掲示板の攻略wiki見てればよかった。まさに雲長ルートで孔明成り代わりエンドがありました。そしてこのED迎えてはじめて師匠がいないことを目の当たりにして駄目だと思った。無理無理師匠いない世界とか無理だよ寂しいよ耐えられない! それもそれで面白そうとかどの口が言ったんだ! 師匠好きとしては辛いエンドです。でも孔明主人公は大変おいしいのは確かです。
しかし眼鏡拾った後他雲長エンドじゃなくてノーマルエンド迎えたとしたら彼はどうなってるんだろう。拾った時点で雲長エンドが約束されてるのでルート制限とかあったのかな。
[ 早安(隠しキャラ) CV:岸尾 だいすけ ]
ああああんだいさくううううううううう弱いんだああああだいさくのこの声に弱いんだあああああそしてだいさくはこういうキャラが本当に似合うなああああああが率直な感想です。別に私は岸尾ファンではありません。説得力ないけど本当です。ただこの声に弱いだけです。
早安は攻略キャラの中で一番主人公と出会ってほしいです。生きていればきっと主人公じゃなくても誰かが救ってくれると思うんですが、今のままじゃ救われる前に死んでしまいそうなので、とりあえず主人公に出会ってくっつかなくてもいいから救われてほしいです。初めて笑ってくれたスチルを見て本気で思いました。あの笑顔はくるとわかっててもぐらぐら揺れました。わ、わらったあああああとちょっと泣きそうになりました。幸せにする相手は主人公じゃなくてもいいから、とりあえず主人公に出会って意識改革をしてほしいです。どうか長生きしてくれ。
どうでもいいですが、正直隠しキャラは献帝だと思っていた時期が私にもありました。ノーマルエンドルートとか素で献帝落とせると思ってた。
[ 玄徳 CV:三木 眞一郎 ]
玄徳ルートはひたすら芙蓉姫に萌えてました。姫かわいい姫かわいい姫かわいすぎる。いやもう本当なんで芙蓉姫エンドないんだ。尚香エンドとか女の子エンドが欲しかった。
それはさておき、玄徳ルートはもうきゅんきゅんしっぱなしでした。壁越しのおでここつんとか「妻にすれば、お前は――」とか思わずボイコレしちゃうほど悶えました。何よりエンドロールの玄徳が物分りのいい大人の振りして全然我慢できてない自重できてないところに吹き出しました。あの時点で玄徳は主人公の気持ちになんとなくは気づいていたんだろうけど、父親としか思われてないとかいずれは帰るとか思ってたはずなのに、まあ自重できなかったんだろうな。でも口にちゅーはどうかと思った。寸止めだったら大変萌えたのに。
いやしかし一番の衝撃はだいさくの女声ですな。相変わらずすげえ。
[ 孟徳 CV:森川 智之 ]
駄目だ初めからわかっていた私はもりもりの声が大好きだ! もう他ルートのときどれだけ孟徳ルートに入りたかったことか! もりもりの声に誘惑されまくって大変でした。ていうか赤い人のとこは竹ぽんも三宅さんも好きだから耳がとても幸せでした。元譲ルートが心底欲しかった。エンドロールとかひたすら元譲の気苦労話で本当にこの人のこと癒してあげたいと思いました。孟徳ルートといえば主人公の昔話に腹筋が崩壊しました。長江の川幅の半分の桃とか腹抱えて蹲るほど笑いました。このゲームはギャグパートが大変面白いのがいいです。雲長とのはじめの抜き打ちテストもふざけた回答に対するリアクションが秀逸でテンポよくて大好きです。ただこの主人公の無知っぷりに目を瞑れるかどうかでゲームの評価は分かれるかなと思います。
赤い人自体は「信じること」というテーマがはっきりしていたので理解しやすかったです。そして怒涛のラストシーンのやりとり。主人公が嘘をつく度歪む表情と声に床ローリングでした。なぜあのシーンが回想にないんだ。セーブデータでいつでも見れるようにしてあるけどそういうみたいシーンが根こそぎ回想に収録されてないのがこのゲームの駄目なとこです。あとED沢山あるっぽいのにスチルがベスト以外ないのとか。
赤い人の好きなシーンはその最後のシーンと疲れてぐったりしてるとこで手を繋ぐシーンです。あの丞相たまらなすぎる。丞相はなんだか抱きしめて頭撫でてあげたくなる人でした。でも玄徳と剣を交えるシーンのあの丞相の表情とか実にたまりませんでした。あういう丞相がもっと見たかった。いっそ玄徳との三つ巴とか見たかった。あ、このゲーム三つ巴要素が足りなかったですそういえば。師匠がちょっと絡むかなくらいで、本気の三つ巴がなかった。ファンディスクでは是非ともそこのところ頼みます。
どうでもいいですが赤い人の第一印象は瀬戸口君@ガンパレだ、です。最後まで瀬戸口君の影がチラつきました。
[ 孔明 CV:杉田 智和 ]
大・本・命です。だからこそ先にノーマルルートで大体の流れと亮君の正体知ってしまったのが悔やまれました。ああああもう本当攻略順間違えたなあ! (でもノーマルクリア後じゃないと孔明攻略できないらしい)(なんで!)でも十分楽しめました。人様の感想によるとハウルのシーンとそっくりだとか遙かのなんとかってキャラともろ被りだとかゲーム自体が王家の紋章とそっくりらしいんですが、全部知らないので全く問題なく楽しめました。
孔明ルートは要所要所で孔明が主人公に助言するので、最初の方は主人公がいじいじしててちょっとうざいです。他ルートでは一人で考えて決めていた分孔明頼りになってたのがなんだかなあ。でも最後の方は手放そうとする孔明に、必要とされなくても好きになってもらえなくてもそれでも傍にいたいと想い続ける主人公は健気でかわいかったです。
でも健気さでいったら孔明もたいしたもんです。主人公と子どものころに出会ったことで、命を救われて価値観を変えられて生き方が変わった訳で、孔明にとったら絶対の人になってて、でもいつか必ず帰ってしまう、それも突然いなくなってしまう人で、でも玄徳の傍にいればいつかまた会えるって思ったからまたもう一度会うために待ち続けて想い続けて、やっと会えたと思ったら出会った記憶を持ってない上に戻りたいとか言われて師匠はどんな気持ちだったんだろうか。ああやっぱりここに居てはくれない人なんだなって、その時点で一線引いちゃったんだろうな。それでもやっぱり主人公のこと特別だし好きだしで、あああと子どもの頃に甘えられなかったのもあってじゃれついたりしたんだろうなあ。本気で触れてしまうことなどできないってのもあったんだろうけど、純粋にあの頃甘えられなかった分を取り戻したかったってのもあるんだと思います。あああ師匠好きすぎる。膝枕のとき何故主人公は頭を撫でなかったんだ! 赤い人のときにも思ったけど頭撫でたげようよ! 主人公はもっと相手を甘やかして欲しかった。
師匠はエンドロール後の本が消えるところの座り込んでいる姿で完璧に落ちました。あの演出は最高だ。スチルも最高だ。師匠が好きだ。初回プレイのときに好きな男のタイプで真剣に悩んだ結果孔明だったのでラストに持ってきたんですが正解でした。杉田の演技は癖が強いのでところどころううんと思わないでもなかったですが声質的にはとても好きですし掴めない感じが出ててよかったです。そういえば師匠の立ち絵のドーン! がむかつくけどかわいくて好きです。
孔明ルートは最初から最後まで作りこまれてるなあという印象で、本当楽しめました。あと晏而と季翔のコンビが面白すぎて好きです。あの二人のやり取りテンポ良くて聞いてて気持ちいい。というかはじめ季翔の声がもりもりに聞こえてえ、あれなんで赤い人兼役してるのって思いました。季翔はボイコレに初めて登録したキャラです。「え、ちょ、なんだよ! おい! また置いていかれた!」が記念すべき初コレです。この言い方凄い好きです。
ああ孔明は語りたいこと沢山あるけど言葉にならないな! 一番好きなルートです。
孔明ルートやって思ったのは、師匠ルートに入らない限り過去でのあれこれはなくて、ってことは山の中で初めて会ったときが本当に初めて会ったときになるのかなということです。他ルートでも助けたりはしてるけど、孔明を孔明たらしめるまで特別な存在にはなってないので、そういうことですよね。でも他ルートの師匠の横槍とかノーマルEDの主人公が着てた羽織と似た上着を羽織ってるのを見る限りどうも特別っぽく見えます。それがちょっと気になりました。
そんな感じでスチルコンプ後、フルコンプスチルを見たんですが、公瑾を二度見したのは私だけではないはずだwww おまwww なんだその見たこともないような屈託のない笑顔wwwww 思わず吹きました。
全体通しての感想はすっごく楽しめたけど惜しいなあ、です。主人公の非常識っぷりと名前変換のミスと容量の重さと好感度の上がり方がおかしいのがネックかなと思います。特に好感度はあのまだ二、三回しか会話したことないんですけどなんでそんなお前は俺が守る的なことを言ってるのと失笑モノでした。名前変換はデフォ名でやればいいっちゃいいんですがそれなら初めから固定で名前も呼んで欲しかった。エンドロールで名前の出てないキャラのキャストとかの配慮はできてるのになんでこういうここぞというところでミスするのか、なんだかなあと思っちゃいます。シナリオは可もなく不可もなく。恋愛にも戦にも傾かないバランスがよかったのかさらりと読めました。ただ両方とももっと掘り下げてくれたらもっとよかったなとは思います。容量的に難しいかもしれませんがその分グラ削ってでも。恋愛色が濃くないので、お互いどこに惹かれたのかさっぱりだわとは思わず、まあなんとなく惹かれあったのかねと納得できました。薄味だったからこその利点です。特に臣下組はシナリオがうすっぺらいので(薄っぺらいというかさらっとしてるというかで現時点でもう印象に残ってない)、まあこんなもんかなという。君主三人と師匠は他より長めだったので印象に残っていて上の感想も長くなりました。あ、でも玄徳はきゅんきゅんしたけどシナリオ的にはあまり印象に残ってません。
最終的には師匠エンドが一番好きかなあ。赤い人もかなり好きなんですが、主人公がこの世界に残るってことの意味をわかってるのは師匠だけだと思うので。エンディングを迎えるたび、元いた世界を捨てるってことがどうも軽く見られてるというか、元いた世界を家族を友人を捨ててでも俺といて欲しいとか誰も言ってくれなくてショボーンとしてたので、師匠の苦悩が嬉しかったです。実際の描写は少ないけど脳内保管で美味しかったです。他キャラも大体そんな感じです。主に脳内補完。そんな感じで思うところはいろいろあるけど二次創作探しに行こうと思うくらいには楽しかったし、ファンディスクの期待を込めて☆は4つです。
三国恋戦記~オトメの兵法!~ OPムービー @ YouTube
2010/05/02(Sun) 23:
57:37

Riddle Garden 発売日:2010年3月26日 価格:8,190円(税込み) ジャンル:AVG 18禁 原画:東条さかな シナリオ:ひよ OS:WindowsXP/Vista/7 音声:フルボイス プレイ時間:初回1ルート3h計約20h 満足度:★☆☆☆☆ 修正パッチ:なし | ||||||
![]() | Riddle Garden (2010/03/26) Amazonで購入 | |||||
18禁ゲーなので畳みます。以下ネタばれ酷評ミニ感想。
Riddle Garden OPムービー @ YouTube
2010/05/01(Sat) 22:
03:26
全く更新できてないですが相変わらず本読むしゲームもしています。
今やってるのはRiddle Gardenですが、そんなに面白くなくてショボンです。次の投稿で感想書きたいと思います。本の方はいろいろ読んでるんですがレビュー書くほどの情熱は煽られない。あ、でも今読んでいる日本語という外国語という本はちょろっと感想書きたいなと思います。これはなかなか面白いです。
明日あたり時間とれたら一気に攻略して三国恋戦記やりたいです。評価高いのでちょう楽しみ。
乙女ゲーといえば魔法使いとご主人様がリメイクするらしいですね! さっき知りました! そしてオランヌ先生も出るとか! なんだそれ! 念願叶ったじゃないか! でも攻略対象ではなさそうですよね……。シナリオやスチルも増えるらしいので楽しみではあるんですが、なんか、あまりに変わりすぎてイラストみたとき思わず吹いてしまいました。あとアリシアが無駄に巨乳なのが若干嫌です。あの半分でいい。乙女ゲーヒロインは胸でかいと下品に見えるからむしろ貧乳でいいと思います。男性向けは全部取り揃えて欲しいけど。
いやでもフルボイスは嬉しいなあ! 嬉しいけどセラスとハワードはイメージじゃなかった。プレイ中は確かセラスはサイガーで、ロイドは石田彰でハワードは賢雄さんで再生されていた記憶があります。あああくそまたやりたくなってきた。でもあれロードの繰り返しが大変うざかったような。そのへんリメイクではどうなるんでしょうね。
まあなんにせよロゼゲーなので様子みてからです。怖いからね!
とりあえず今回はこのへんで!
今やってるのはRiddle Gardenですが、そんなに面白くなくてショボンです。次の投稿で感想書きたいと思います。本の方はいろいろ読んでるんですがレビュー書くほどの情熱は煽られない。あ、でも今読んでいる日本語という外国語という本はちょろっと感想書きたいなと思います。これはなかなか面白いです。
明日あたり時間とれたら一気に攻略して三国恋戦記やりたいです。評価高いのでちょう楽しみ。
乙女ゲーといえば魔法使いとご主人様がリメイクするらしいですね! さっき知りました! そしてオランヌ先生も出るとか! なんだそれ! 念願叶ったじゃないか! でも攻略対象ではなさそうですよね……。シナリオやスチルも増えるらしいので楽しみではあるんですが、なんか、あまりに変わりすぎてイラストみたとき思わず吹いてしまいました。あとアリシアが無駄に巨乳なのが若干嫌です。あの半分でいい。乙女ゲーヒロインは胸でかいと下品に見えるからむしろ貧乳でいいと思います。男性向けは全部取り揃えて欲しいけど。
いやでもフルボイスは嬉しいなあ! 嬉しいけどセラスとハワードはイメージじゃなかった。プレイ中は確かセラスはサイガーで、ロイドは石田彰でハワードは賢雄さんで再生されていた記憶があります。あああくそまたやりたくなってきた。でもあれロードの繰り返しが大変うざかったような。そのへんリメイクではどうなるんでしょうね。
まあなんにせよロゼゲーなので様子みてからです。怖いからね!
とりあえず今回はこのへんで!
2010/02/23(Tue) 21:
46:07

STEAL! 発売日:2009年11月27日 価格:8,190円(税込み) ジャンル:ノンストップ学園ボーイズラブAVG 18禁 原画:赤名芽衣子 シナリオ:秀香穂里・時野つばき OS:Windows2000/XP/Vista/7 音声:メインキャラのみフルボイス プレイ時間:3日くらい 満足度:★★☆☆☆ 修正パッチ:なし | ||||||
![]() | STEAL! 初回限定版 (2009/11/27) Amazonで購入 | |||||
設定が割りと好きな方向性だったので手を出したら痛い目を見ました(最近多い)。
18禁ゲーなので畳んでおきます。以下ネタばれ酷評ミニ感想。
STEAL! OPデモムービー @ YouTube
2010/02/23(Tue) 20:
35:20

| 赫炎のインガノック -What a beautiful people- 製作:Liar Soft 発売日:2007年11月22日 価格:9,240円(税込み) ジャンル:スチームパンク・幻想閉鎖都市ADV 18禁 原画:大石竜子 シナリオ:桜井光 OS:Windows 98SE 以降 音声:パートボイス プレイ時間:16h 満足度:★★★★★ 修正パッチ:なし | |||||
![]() | 赫炎のインガノック -What a beautiful people- (2008/12/13) Amazonで購入 | |||||
そんな感じで以下ネタばれ感想です。18禁ゲーなので畳んであります。
赫炎のインガノック デモムービー @YouTube
2010/02/05(Fri) 12:
06:07
![]() | 物語アメリカの歴史―超大国の行方 (中公新書) 猿谷 要 Amazonで購入 満足度:★★★★☆ (1991/10) 日本を開国させ、今なお深いつながりを持つ超大国の光と影を描く本。民主主義の理念を具体的に政治に実現させた最初の国だが、建国から二百年余、その歴史は平坦ではなく、人種間の問題や戦争など、難問を多く抱えるアメリカの歴史の流れを追い、今後を占う。 |
書評:猿谷要「物語 アメリカの歴史―超大国の行方」
1.現在を形づくる過去
本書で著者が伝えたいことは、そのものの歴史を知らずして現在を理解することはできないということである。本書ではこれを、著者と係わりの深いアメリカという国家を通して伝えている。
アメリカは「民主主義」という建前と「レイシズム」という本音を建国当初から現在まで抱え続けている国だ。民族、言語、文化、風習などがそれぞれ異なる人種を一つの国に集め、民主主義という理想で白人至上主義の白人が統治した結果が現在のアメリカ合衆国である。能力さえあれば誰でも成り上がることのできる、夢を現実にできる国、世界一の経済力と軍事力を持つ国であるという光の裏には、人種差別・民族差別、これらからくる貧困の問題など、国家としての影を絶えず抱えている。この歴史を知らずに、現代のアメリカを理解することはできない。これは日本についても勿論いえることであり、著者は我々日本人に対して過去を振り返ることを求めている。
2.評価と感想
(1)評価
著者本人が「プライベートなノート」と称した通り、全編話し言葉で書かれており、著者の実体験を踏まえたアメリカ史の振り返りであった。専門書にはない読みやすさと取っ付きやすさがあるという点で評価できる。また、アメリカ人とはどういうものかを、知人との係わりから描いたこと、代表的アメリカ人を別枠で紹介した点は、アメリカという国を知る上で、国のカラーを見出しやすくしていた。
しかし、プライベートであるからこそ、著者の主観、それもアメリカ白人的な立場に立った見方が多いように感じられた。特にインディアンへの対応について、彼らの心情については描かれているが、実際にアメリカがインディアンに対し何をしたのか、現在どのような状態にあるのかは明確に語られていない。この点で偏りがあり描写不足といえる。これは日米関係においても同様である。囲み記事の「日米は対等で仲がよかったことはない」という指摘にはハッとさせられたが、総体的にはあくまでアメリカ視点で描かれている印象を受けた。真珠湾奇襲について触れるのであれば、こうした一部分だけでなく、日本が奇襲するに至ったアメリカ側の行い、遡ってハワイの歴史についても言及すべきであると考える。
(2)感想
著作全体に対する感想は、著者がアメリカを本当に好きなことが伝わってくる物語であったの一言に尽きる。レイシズムも貧困もあるが、いずれの問題に対しても最終的には必ず白人の中に理解者がいて声を上げた。アメリカには確かに影があるけれどやはりいつでも光があるという言い分が、どうにも必死のフォローのように感じて釈然としなかった。ただこれは私がアメリカという国を好きになれないため、穿った見方をしてしまう所為であろう。アメリカ内部から批判の声が上がるのは事実だ。
本書を読んで、確かにこれだけ広く大きく乱雑な国がまとまるには、敵とヒーローが必要なのかもしれないと思えた。
本文中「アジアを知らない“世界の警察官”」において教科書でのアジアの取り上げられ方が紹介されていたが、現在のアメリカの教科書では必ず原爆投下とパールハーバー、日系人の強制収容が載せられているそうである。最近の研究論文では、客観的な事実のみを教科書に載せて、それぞれの事柄についてどんな感想を持ったかなどを書かせる欄を設けているとあった。これを読んで、著者の求めているものはこういうことなのかもしれないと思った。
本書で最も疑問に思ったことは、トルーマンのマッカーサー解任についてである。この件の意味がいま一つ理解できない。私はマッカーサー解任はとんでもない間違いだったと主張する方に賛成するので、こちらの意見は理解できても著者の意見の理由がわからないのでとてももやもやした。日本からすればアメリカが中国を徹底的に叩いていた方が都合がよかったと思うが、特に詳しいわけでもなく実際のところはデメリットばかりだったのかもしれないので、やはり著者の意見が聴きたいと思った。
著者は国と付き合うときはその国の歴史を知らないといけないと語っている。私もこれには同意する。現在の理解にも役立つと思う。しかし、国と国との付き合いの場合は、歴史にこだわり過ぎても「これから」には役立てないことがあると思う。近年、お隣の韓国や中国との歴史、いや歴史というほど昔でもないはずのことですら食い違いが多すぎて仕舞いには統一の歴史観(教科書?)を持とうなどと言い出しているが、こじれるだけで無理だと思う。捏造する相手に主張し続けることは、重要ではある。しかし、国の数だけ歴史があるのだから、歴史を通した相互理解には必ず無理が出る。相手の歴史は知識として必要だと思うが、その続きで関係をつくるのは反対だ。著者は現在の理解のために過去を知る必要があるとしか述べていない。だが、その過去、歴史が誰にとってのものなのか、どんな意図を持って記されたのかに注意しなければならないと思う。個人対国なら著者の意見に賛成できるが、最後に政治家の話をしていたせいでどうにも素直に頷けなくなった。著者の指す政治家は、ただ歴史に疎い人を指すのか、自虐史観の政治家を指すのか。
最後に蛇足だが、歴史観といえばパールハーバーと原爆について、アメリカ人は「リメンバー・パールハーバー」なのに対し、日本人は「ノーモア・広島長崎」なのだと思うと、どちらも卑怯で最低な行いであることにかわりはないのになあと、とても興味深く感じる。
今回は真面目に書評を書いてみました。たまにはちゃんとした文章で書くのもありですが疲れるので一年に一回くらいでいいと思いました。本書はとにかく読みやすいという点を評価して☆4つです。
2010/01/03(Sun) 00:
23:08

渡り鳥の門は遠く 製作:Studio F# 発売日:2009年7月19日 価格:1,500円(税込み) ジャンル:全年齢対象ビジュアルノベルゲーム 原画・シナリオ:二月ほづみ 音楽・ムービー・システム:藤川ヒロヒコ OS:Windows 2000/XP/Vista 音声:ボイスなし プレイ時間:初回1ルート8h総計約12h 満足度:★★★★★ 修正パッチ:(2009.10.03) | ||||||
| 渡り鳥の門は遠く (2009/07/19) DL購入 DLsite.com DIGIket.com とらのあなDLストア メロンブックス.com | ||||||
私はゲームは基本借りる人なのですが(PS2やDSゲーに至っては実機ごと借りた)、衝動買いとアラロスとラキドグとこちらのサークルさんだけはちゃんと自分のお金で購入しています。この説明だけで友人たちはどれだけ私が惚れ抜いているかをわかってくれます。私は自分のお金は極力使わないことを信条としています。(いやいや決してケチというわけじゃないんですよいやホント)
Studio F#さんは自分で働いて得たはじめてのお金で買った最初のゲームをつくったサークルさんだから思い入れが深いというのもあります。
さてそんな話はさておき渡り鳥です。率直な感想を言えば、やっぱり面白かった!
渡り鳥の門は遠く 告知デモムービー @ YouTube
[ ストーリー・プレイ環境 ]
名家や資産家の子弟が集う国立の男子寄宿舎学校、ペトルシキム・ギムナジア。 モスクワ郊外に位置するこの学校に学ぶ13歳のロディスと14歳のユリウスは、夏休みの終わりに、同校で庭師として働く同年代の少年と知り合う。 衝突しつつも、やがて境遇の違いを超えて仲良くなっていく三人だったが、そんなある日、庭師の少年が忽然と姿を消した。 ロディスとユリウスは真相を突き止めようと決意するが……。 少年たちの友情をめぐる、ほろ苦く切ないジュブナイルノベル。 (公式より) |
前作「メリクリウスの青い砂」の十数年前、カスタニエ卿とノディさんの寄宿舎学校時代のお話です。でも読み切り作品なので他の作品をプレイしていなくても単独で楽しめます。でもきっとプレイ後は砂もやりたくなると思います(というか私はなったのでこれから砂をやってこようと思います)。
マルチエンディングのビジュアルノベルゲームですが、選択肢は全部で十個くらいと少な目でした。PG12程度の性的・暴力的表現有りですが、雰囲気的にはなんだかとってもどきどきしました。そのものずばりはいっぺんたりともないのですが、え、あれ、これこのままR18いっちゃうんじゃない、ていうかいってもいいよねむしろいこう! と何度か思いました。暴力表現は私にとってはかわいいもんでしたが、でも苦手な人は多分駄目な部類に入ります。あ、時代劇で障子にパタタッて血飛沫が飛ぶのが駄目な人はやめた方がいいです。そのくらいのレベル。あと性的表現については、直接描写はなく事後だったり一歩手前だったりです。 な の に 醸し出す雰囲気がとてもエロスでした。こう、妄想力を掻き立てられるといいますか、ふおおとなりました。特にトルド。
プレイ環境は大変快適でした。商業同人問わず過去最高レベル。ストーリーマップ導入で時間軸がわかりやすくなって同時刻他のキャラたちはどうなっていたのかとかわかってよかったです。基本的な動作、マウスホイールで読み進められるとかウィンドウズ準拠な右クリメニューとかクイックセーブ・ロードとかメッセージスキップ(既読未読)・シーンスキップとか言うことないです。ただ難を言えばセーブするときにコメント入れられなかったのが困りました。データロックとか削除とかできるのだけでもあり難いんですが、でもやっぱ選択肢が少なくて選択肢から次の選択肢までが長くて、前回どっちを選んだかわからなくなったりが結構あったのでコメ入れられたらなあと思いました。でもホントそれくらいでとっても快適でした。
回想はストーリーマップから全シーン回想できてEDもあります。一枚絵は時系列順にだーっと並んでいましたが、まあ攻略キャラとかそういうのじゃないし、分類してなくてもさほど気にはなりませんでした。回想といえば、残念だったのがBGM鑑賞がなかったこと。砂でもなかったんでしたっけ……? あ、でもジュークボックスがあったのか……? いい曲がたくさんあっただけに(´・ω・`)ショボーンでした。まあシーン回想すれば聴けるのでいいんですが。
[ 音声 ]
上で書いた通りBGMよかったです。SEもばっちりリアルでした。
ちなみに今かけているBGMは金髪の男(こう書くとなんか笑える)のテーマソングです。こういう荘厳な感じの賛美歌っぽい曲大好きです。だから鐘楼のとこの音楽も好き。
ボイスはありませんがキャラが生き生きしているので全然問題ないです。
[ グラフィック ]
友人に勧めたときに絵が好みじゃないと言われた(ジョジョやカイジが最高だと言う奴に勧めた私の人選が間違っていたともいえる)砂から比べればずっとよくなったと思います。それでもまだ癖が強いのかなあ……個人的には丁寧で綺麗だし横顔は文句なしに格好いいと思います。まあ人それぞれの好みによりますな。私は好きです!
背景は3Dで可もなく不可もなくです。あ、でも夕焼けとか朝焼けとかの空はすっごく綺麗でした。
真EDのロディとユーリの朝焼けスチルは印象的でした。全体的に欲しいところに欲しいスチルがちゃんとあって大満足です。
[ 雑感 ]
フルコンプまで凄い時間がかかりましたが無事クリアできてよかった。バナーキャンペーンの追加シーンもたまらんかったです。たまらんと言えばそもそもギムナジウムという設定自体がたまらんです。竹宮恵子とか萩尾望都とか大好きです。まあそういう方向性ではないとはわかっていましたよちゃんと、ええちゃんとね。ああ駄目だ隠し切れないちょっとそこらへんは続きに反転文字で語りたいと思います。言っている意味がわからない方や苦手な方は開かないでくださいね。
閑話休題、フルコンプまで時間がかかったのはあれです、攻略の仕方がさっぱりわからなかったからです。上にプレイ時間てありますがあれの倍は多分かかってます。ルートの入り口がわからなくてぐるぐる何週もしたり、シーンコンプするにはどうしたらいいのかわからなくてこれまた何週もしたりとホント時間かかりました。公式サイトさんでシーン終わるごとにストーリーマップ開いて、開放されたシーンを片っ端から観て次に進めるというのを見なければ無限ループでした。選択肢間違えている所為だと思っていたので、スキーンシップしまくってたまってからサイドストーリみてたのでそりゃコンプできるわけないってね。はは。
でもシーンがどんどん開かれていって謎が明かされていくのは凄く気持ちよかったです。あああこのときこっちはこんな大変なことになっていたのねえええと特にアメデオには滾りげふんごふん、驚きました。最初の一周目とかキーキャラクターと思しきラフィータとか欠片も出てこなくてえ、あれ、と不安になったりしたのもいい思い出です。
やっていて思ったのは砂をプレイし直したいなあということです。何せ三年前のことだったので記憶もあやふやで、せっかく出てきたジェラルドもうわあああでたああああと思いながらも、あれなんかこれタンジェントアークで同じようなシーンを見たようなとか曖昧すぎる記憶しかなかったので一連の作品をプレイし直したいです。
違う本編の感想になってない、ええと、ユーリが凄く好きになりました。王子たまらん王子最高。
これもただのキャラ萌ですね、駄目だ。
真面目な感想を述べると、そうだなあ、いずれ権力者になることを定められた子どもが、最初に立たされた岐路と選んだ故に叩きつけられた現実に世界を思い知らされ、少年時代が終わるという物語でした。できないことだって沢山あるけどでもできることだってあると思っていたロディと、できないことなんてやらないだけでやりゃできんだと思っていたユーリが、力があっても、むしろ力があるからこそ手に入らないものがあると思い知らされる、そんなお話。
13歳ってまだまだ自分のことだけ考えてられる歳なのに、世界をこじ開けられて子どものままではいられなくなるのってどうなんですかね。国を動かす人間はゆっくり大人になんてなってらんないんでしょうか。ロディの場合はそれが顕著ですよね。マルクがロディに対して持っていた感情はまさにそんな感じの印象を受けました。自国の国民の金で暮らしているくせに自覚が足りんわみたいな。わかっているつもりでいるのが気に食わないお前本当は全然わかってない、みたいな。ロディを責めてもしようがないけど、いずれはトップに立つ者としてどないやねんという、……ああマルクいいよマルク。マルクみたいなキャラ好きです。アリサも好き。この兄妹かわいすぎる。
ロディはこれを機に駆け足で大人になるんでしょうね。なんだか寂しいなあ。砂のカスタニエ卿が既に思い出せないのでやっぱりこの記事書き終わったらすぐに砂プレイします。(つかシュガードロップてなんですか、私出遅れましたか、これは鳥から砂に一本挟むといったあれですか、ログ漁らないと……!)
だからゲーム本編の感想ですってば。でも語りたいこと多すぎてどこから手をつければいいのかわかりません。
もう感想は「とても面白かった大満足だ、さあみんなもやって語り合おう」でいいと思います。
登場人物みんなよかったなートルドとか凄い気になる。ハビとかあそこらへんのメンバーのお話ももっと読みたいです。ミミとミカエルも気になります。でもミミはラフィータとくっついてほしい。あとユーリとアメデオの日常も見たい。従兄弟殿たちとの絡みも読みたい。もっといえばユーリとアキームの出会いから砂までの話を読みたい。実を言えばも何もトッカルメンバーの話が読みたい。大統領夫妻とかちょう気になる。この家族好きすぎる。アキームパパも凄い気になる。つかもうぶっちゃけユーリを取り巻くすべてが気になる。ユーリが好き過ぎてどうしよう。やっぱり砂やろう、すぐやろう。
感想があまりに酷いのでコンプ記念に絵でも描いてみました。
もう流行は過ぎ去った感溢れていますがいいんです。記念です。二人にウマウマさせてみたかったんです。ユーリが楽しそうならそれでいいんです。こまけぇこたぁいいんですよ。
大満足で自信を持ってお勧めできる作品ですというわけで☆5つ。次回作も楽しみにしております!
最後の最後までスルーするのもどうかと思ったのでやっぱり触れておきます。
三人目の主人公であるジルについて欠片も触れなかったのは、嫌いだからじゃないです。ただなんというか、思い入れがなかったからです。あ、以下盛大なネタバレです、ジルってこの作品ではヒロインじゃないですか。かわいいはかわいいんですが、あんまり魅力的に思えなかったです。前作のユノちんがかなり好みだったこともあって期待していたんですが、ジルはあれですよね、ヒーローがいる作品のヒロインですよね。13歳でまだまだ子どもというのもあるし、境遇の所為で諦めが癖になってるというのもあるかもしれないし、それでも頑張ってる子だっつーのもわかるんですけど、ううん。何が悪いって訳じゃないんですけどね。あ、あれかな、男装がいけなかったのかもしれません。どんな理由があろうと例外なしに男装萎え属性なので、そうですね、その所為だと思います。だからかヒロインはロディのイメージが強いです。まあそんな訳で上の画像も最初はジルも入る予定がペン入れ過程で消えました。いや嫌いじゃないんですよ、好きじゃないだけで。あとなんとなくあのポジションはジルじゃなくてもよかった気がするのも理由の一つです。










